20代女性の転職で内定を断るときは、できるだけ早く、電話で採用担当者へ伝えたうえで、必要に応じてメールでも記録を残します。理由は詳しく説明しすぎず、「慎重に検討した結果、今回は辞退させていただきたい」と簡潔に伝えれば問題ありません。年齢や性別によって基本的な断り方が変わることはありません。
内定の断り方は「早く・直接・簡潔」が基本
内定辞退を決めたら、返事の期限まで待つのではなく、できるだけ早く採用担当者に連絡します。連絡が遅いほど、企業は入社準備や採用計画を進めにくくなります。
まずは電話で辞退の意思を伝え、担当者から指示があればメールや書面を送ります。電話がつながらない場合は、先にメールを送り、改めて電話する方法でも構いません。
電話で伝える基本例
「お世話になっております。〇月〇日に内定のご連絡をいただいた〇〇です。採用ご担当の〇〇様はいらっしゃいますか」
担当者につながったら、次のように伝えます。
「先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変恐縮ですが、慎重に検討した結果、今回の内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。お時間をいただいたにもかかわらず、このような結果となり申し訳ございません」
引き止められた場合も、意思が決まっているなら「申し訳ありませんが、辞退の意思は変わりません」と繰り返せば十分です。
メールで内定辞退を伝える文面
電話の後に送るメールや、担当者と連絡が取れない場合のメールは、内定へのお礼、辞退の意思、謝罪を入れて作成します。
件名:内定辞退のご連絡/氏名
株式会社〇〇
採用ご担当者様
お世話になっております。〇〇大学の〇〇〇〇です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ではございますが、慎重に検討した結果、今回の内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
選考にお時間を割いていただいたにもかかわらず、このような結果となり、申し訳ございません。貴重な機会をいただきましたことに、心より御礼申し上げます。
何卒ご理解くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
氏名:〇〇〇〇
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxxxx@example.com
転職の場合は「〇〇大学」の部分を削除し、現在の勤務先名は必要がなければ書かなくても構いません。企業から指定の連絡方法がある場合は、その方法を優先してください。
内定を断る理由はどこまで説明するべきか
理由は「慎重に検討した結果、希望する条件と合わないと判断したため」など、一般的な表現で問題ありません。他社に決めた場合も、会社名や給与額まで詳しく伝える必要はありません。
理由を聞かれたときは、次のように答えられます。
- 「今後のキャリアを改めて考え、別の選択をすることにいたしました」
- 「仕事内容や働き方を含めて検討した結果、今回は辞退する判断となりました」
- 「自分の希望する条件を見直した結果、入社を見送ることにいたしました」
企業への不満を詳しく述べたり、担当者や面接官を批判したりする必要はありません。理由を偽る必要もないため、説明したくない事情は無理に細かく話さないようにしましょう。
他社の内定を受ける場合の伝え方
他社への入社を決めた場合は、比較した条件をすべて説明せず、意思決定だけを伝えます。
「今後のキャリアを検討した結果、別の企業への入社を決めたため、今回の内定を辞退させていただきます」
この伝え方なら、他社の社名や待遇を明かさずに辞退の意思を伝えられます。内定承諾の期限が迫っている場合でも、迷ったまま無連絡にせず、まず採用担当者へ状況を伝えましょう。
内定承諾書を提出した後でも断れるのか
内定を承諾する前と、承諾書を提出した後では、確認すべき内容が変わります。承諾書を提出した後でも辞退を申し出ること自体はできますが、企業との契約関係や書類の内容によって扱いが異なるため、「いつでも問題なく取り消せる」とは断定できません。
特に、入社日が決まっている、雇用契約書を締結している、研修や転居などの準備が始まっている場合は、自己判断で放置せず、速やかに企業へ連絡してください。
伝え方は次のようにします。
「内定承諾後のご連絡となり、誠に申し訳ございません。改めて検討した結果、入社を辞退したく、ご相談のためご連絡いたしました。今後必要な手続きについてご指示いただけますでしょうか」
違約金や損害賠償を求められた、退職や入社を強く迫られたなど、対応に不安がある場合は、労働局の相談窓口や弁護士など、労働問題を扱う専門機関への相談を検討しましょう。
内定辞退で避けたい対応
- 期限を過ぎても連絡しない
- メールだけ送り、企業から電話があっても応答しない
- 「少し考えます」と伝え続けて結論を先延ばしにする
- 他社の社名や選考担当者の情報を必要以上に話す
- 感情的な不満や、面接官への批判を伝える
- 内定承諾後に無断で入社手続きを止める
一度辞退した企業に再応募できるかは、企業の判断によります。将来再び関わる可能性もあるため、短い連絡であっても、感謝と謝罪を含めて丁寧に対応しましょう。
内定辞退を伝える前に確認すること
連絡前に、次の点を整理しておくと、担当者から質問されたときにも落ち着いて答えられます。
- 辞退する企業名と担当者名を確認する
- 内定通知書やメールで、返答期限と連絡方法を確認する
- 内定承諾書、雇用契約書などを提出済みか確認する
- 辞退の意思が変わらないかを整理する
- 電話で伝える内容をメモし、連絡後のメールを準備する
まだ迷っている場合は、内定を断るのではなく、返答期限の延長を相談する方法もあります。「検討のため、〇日までお時間をいただくことは可能でしょうか」と、期限前に採用担当者へ確認しましょう。ただし、延長できるかどうかは企業の判断です。
20代女性が転職の内定を断るときの要点
内定辞退では、20代女性であることを理由に特別な説明をする必要はありません。早めに採用担当者へ連絡し、内定へのお礼、辞退の意思、簡潔な理由、謝罪を伝えることが基本です。
内定承諾書の提出後や入社日決定後は、契約や手続きの状況を確認しながら、できるだけ早く企業に相談してください。まずは内定通知書などで期限と提出書類を確認し、電話で辞退または相談の連絡を入れましょう。







