20代女性がセクハラを相談できる窓口はどこ?

20代女性がセクハラを相談できる窓口はどこ?

20代女性がセクハラを相談できる窓口は、職場なら会社の相談窓口、会社に相談しにくい場合は都道府県労働局の「総合労働相談コーナー」です。性的な被害や身の危険がある場合は、警察や性暴力に関するワンストップ支援センターも利用できます。

20代女性だけを対象にした窓口でなくても相談できます。相手が上司・同僚・取引先・顧客のいずれか、また被害が職場内か職場外かによって、相談先を選んでください。

職場のセクハラを相談できる窓口

相談先 向いているケース 相談できる内容
勤務先のハラスメント相談窓口 会社に相談できる、または社内で解決を求めたい 事実確認、相手への対応、職場環境の改善など
都道府県労働局の総合労働相談コーナー 会社に相談しにくい、会社の対応に納得できない セクハラを含む職場のトラブル、利用できる制度や手続き
法テラス 損害賠償、慰謝料、退職、証拠など法律面を相談したい 法的手続きや弁護士への相談に関する案内
警察・性暴力に関する支援窓口 身体への接触、脅迫、性行為の強要などがある 被害後の支援、安全確保、捜査や相談に関する案内

1. 会社のハラスメント相談窓口

会社に相談窓口がある場合は、そこが最初の相談先になります。窓口の名称は「ハラスメント相談室」「コンプライアンス窓口」「人事・総務部」など、会社によって異なります。

就業規則、社内ポータル、入社時の資料、会社のホームページなどで窓口を確認してください。加害者が上司や相談窓口の担当者の場合は、別の部署や社外窓口へ相談して構いません。

会社には、職場におけるセクシュアルハラスメントを防止するため、相談体制の整備や相談後の適切な対応などが求められています。詳しくは、厚生労働省の職場におけるハラスメント対策で確認できます。

2. 総合労働相談コーナー

会社に相談しづらい場合や、相談したのに放置された場合は、都道府県労働局の「総合労働相談コーナー」を利用できます。セクハラを含む職場のトラブルについて、面談や電話で相談できます。

相談しただけで直ちに会社への指導や相手への処分が行われるとは限りません。相談内容をもとに、利用できる制度や次の対応を案内してもらう窓口です。

窓口の所在地や電話番号は、厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」で確認してください。

3. 法テラス

慰謝料や損害賠償を請求できるか、退職や休職をどう進めるか、会社や相手方にどのような通知をするかを知りたい場合は、法的な相談先を検討します。

法テラスでは、法律相談の案内や、条件に該当する人への無料法律相談・費用の立替制度に関する情報を確認できます。利用条件があるため、詳細は日本司法支援センター 法テラスで確認してください。

性的な被害や身の危険がある場合の相談先

胸や下半身を触られた、性行為を強要された、裸の写真を送るよう脅された、待ち伏せやつきまといを受けているなどの場合は、職場のセクハラ相談だけでなく、警察や性暴力の支援窓口にも相談してください。

  • 今すぐ危険がある場合:110番
  • 緊急ではない警察への相談:警察相談専用電話「#9110」
  • 性犯罪・性暴力の相談:警察の性犯罪被害相談電話「#8103」
  • 都道府県の性暴力に関するワンストップ支援センター:全国共通短縮番号「#8891」

「警察に届け出るか決めていない」「病院やカウンセリングについて知りたい」という段階でも、まず相談できる窓口があります。被害の内容や利用できる支援は地域や状況によって異なるため、支援員に確認してください。

どの相談先を選べばよいか

迷ったときは、次のように選ぶと判断しやすくなります。

  • 会社での対応を求めたい:会社のハラスメント相談窓口
  • 会社に相談しにくい、会社の対応が不十分:総合労働相談コーナー
  • 慰謝料や法的手続きについて知りたい:法テラスや弁護士
  • 触られた、強要された、脅された:警察、#8103、#8891
  • 今すぐ危険がある:安全な場所へ移動して110番

相手が社外の取引先や顧客であっても、仕事中や業務に関連して起きた行為なら、会社に相談できる場合があります。相手が誰であっても、被害を一人で解決しようとせず、会社や公的な相談窓口に状況を伝えてください。

相談前に整理しておくとよい情報

相談時にすべてを完璧に説明できなくても問題ありません。ただし、次の情報があると、相談先が状況を把握しやすくなります。

  • いつ、どこで、誰から、何をされたか
  • 発言や行為をできるだけ具体的に記録したメモ
  • メール、チャット、SNS、写真、録音などの資料
  • 見ていた人、相談した人、その後の会社の対応
  • 体調や仕事への影響、休んだ日や受診記録

メールやチャットは削除せず、日時が分かる状態で保存してください。会社の端末やアカウントに保存されている資料を持ち出す場合は、社内規則や個人情報の扱いにも注意し、まず相談窓口や法律相談で方法を確認します。

会社に相談するときの伝え方

口頭で伝えることに不安がある場合は、メールで相談の記録を残す方法があります。最初から相手への処分を求めるのではなく、「事実を確認してほしい」「相手と接触しない勤務体制にしてほしい」など、希望する対応も具体的に伝えます。

  1. 件名に「ハラスメント相談」など、相談内容が分かる言葉を書く。
  2. 被害の日時、場所、相手の言動を事実に沿って記載する。
  3. 証拠や目撃者がある場合は、その内容を示す。
  4. 勤務場所や担当を分けるなど、希望する安全配慮があれば書く。
  5. 相談を受け付けたことと、今後の対応予定を確認する。

相談したことを理由に不利益な扱いを受けた場合や、相談後も被害が続く場合は、その経過も記録してください。総合労働相談コーナーなどに、会社へ相談した日時と対応内容を伝える材料になります。

相談先が分からないときの最初の行動

まず、今すぐ危険があるかを判断してください。危険がある場合は相手と二人きりにならない場所へ移動し、110番または周囲の信頼できる人に助けを求めます。

緊急性がなければ、被害の日時と内容をメモし、会社の相談窓口または総合労働相談コーナーに相談します。性的な接触や強要があった場合は、会社への相談と並行して、#8103や#8891の利用も検討してください。

20代女性のセクハラ相談は、年齢を理由に相談先が限定されるものではありません。職場の問題は会社の窓口や総合労働相談コーナー、性的な被害や危険は警察・性暴力支援窓口という分け方で、相談しやすいところから連絡してください。